743の要約ブログ

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オリーブオイルの大半は偽物である

<まとめ>
オリーブオイル流通の闇
〇北米オリーブオイル協会の調査結果
▼1998年、ニューヨーク▲
・店頭で73品のオリーブオイルの品質をチェック
⇒純粋なオリーブオイルは3品だけだった
〇純粋でない70品について
・ピーナッツオイル
・ひまわり油
⇒⇒これらが混ぜられていた
〇ミラノ万国博覧会での調査結果
▼2015年、ミラノ▲
・イタリアのオリーブオイルは混ぜ物
・消費者は騙されている
⇒⇒これらを外国人観光客の99%が感じた
〇対岸の火事ではない日本
・オリーブオイルの多くを輸入に頼っている
⇒アメリカと同様
・イタリアは輸入先の主要国
⇒日本でもニューヨークと同様のことが起こっている
日本でもまがいものが売られている
〇エキストラバージンについて
・最高グレードの国際規格
⇒国際機関であるオリーブ理事会(IOC)が定めた
・理化学的分析、風味分析ともに欠陥が全くない品質
⇒大変貴重なオリーブオイル
〇日本では低価格で大量に販売されている
・エキストラバージンに関する法規定がない
⇒表示することに規制が何もない
他のものが混ぜられていても罰則がない
⇒エキストラバージンをリスクなしで表記できる
JAS法といわれる規格はある⇒かなり緩い品質規定▲
〇IOC加盟国のオリーブオイル
▼スペイン、イタリア、ギリシャなど▲
・加盟はしているが、規格基準は守られていない
⇒主に風味技能検査が行われていないか、適当
⇒それでもエキストラバージンオイルを名乗っている
〇エキストラバージンの輸入数が輸出数より多い謎
▼輸出国:イタリア、スペイン▲
▼輸入国:日本、アメリカ、オーストラリア、カナダ▲
・輸出国から出荷したエキストラバージンの数
⇒輸入したらなぜか増えている
〇輸出から輸入までの間に数が増えている理由
・多くの生成オイルや低級バージン
⇒どこかでエキストラバージンに姿を変えている
〇オリーブオイル界の複雑な流通構造
▼自らの畑で取れたオリーブを絞る生産者は少数▲
①オリーブ農家
⇒収穫した生のオリーブ果実を②へ
②搾油業者
⇒搾油したものをコンテナやトレーナーに積んで③へ
③オリーブオイルブローカー
④ボトル詰め業者
⑤販売者
〇国際分業について
・①②は自国で、③④⑤は他国など
⇒さまざまな国で分業すること
▼世界最大の生産国スペインの国際分業相手
⇒イタリア、ギリシャ、トルコ、チュニジア、モロッコ▲
・①②は、どこで、どういったブランドでの販売かを知らない
・消費者は①②の情報を調べる手段がほとんどない
⇒⇒粗悪なエキストラバージンが作られる
〇オリーブオイル流通の現実
・廉価で低品質のオイル
⇒イタリアやスペインの大手ブランドメーカーでブレンド
⇒ボトル詰め
⇒エキストラバージンのラベルが貼られる
消費者は騙される
〇世界最大の生産国はスペイン
・イタリアの3倍
・日本の輸入相手国でトップ
・世界のオリーブオイルシェアの4割
〇イタリアは生産大国であり輸入大国
・イタリアブランドは日本やアメリカで有名
・イタリアは自国で消費するオリーブオイルが足りず輸入
⇒国内需要を満たせない状況で日本やアメリカに輸出
〇日本の法律
・ボトル表記の原産国
⇒ボトル詰めされた場所が属する国
▼ボトル詰めさえイタリアで行えば、イタリア原産▲
〇ボトル詰めをした国が原産国の制度を悪用
・他国から輸入されたオリーブオイル
⇒自国でボトル詰めして自国産として販売する
〇オリーブオイル貿易統計
▼イタリア1990~2006▲
・平均生産量:約60万トン
・国内消費量:約72万トン
・輸出量:約36万トン
・生産量が約50万トン足りない
⇒極めて不自然⇒
・生産量だけで国内消費量を賄えていない
・さらに約36万トンを輸出
〇イタリアのオリーブオイル貿易の実態
⇒輸入オリーブオイルが使われている疑いが濃厚
〇値段で決めるのは正しくない選び方
・価格が品質を反映しているとは言えない
⇒店頭での価格は輸入業者の仕入れ価格と利幅で決まる
品質と価格は関係がない
〇おおよその適正価格
・スペインでは高品質のオイル(500ml)が千数百円程度
⇒日本で仕入れて販売すると三千~六千円程度
〇価格で判断できるできない
・粗悪品は値段でわかる
⇒上の適正価格より下のものは粗悪品と考えられる
・適正価格でも安全とはいえない
バレないように粗悪品の値段を適正価格にしているケース
本物のオリーブオイルの選び方
⇒こちらについては確実な方法がなかった為、割愛します。
〇<要約元>先の動画のコメント欄より
・日本産、小豆島のオリーブオイル
・EU定のシールが貼っているものを選べ


※こちらの記事は<要約元>先の動画(1:18~16:20)をまとめたものです。お時間のある方はぜひ動画や、参考書籍をご覧ください。


<要約元>

〇参考書籍
・そのオリーブオイルは偽物です 日本オリーブオイルソムリエ協会
〇著者
・多田俊哉